陥入爪
とは主に足の爪の角や側面が皮膚に食い込んで痛くなる病気です。爪の周囲が赤く痛い程度から靴を履けないほどの激痛、感染を伴うこともあります。
巻き爪
とは爪全体がアーチ状に弯曲したもので、高度の場合は長側の爪が癒合することもあります。爪の下の骨が突出している場合が多く見られます。
【治療法】
当院では主にフェノール法により治療を行っています。
この方法によって皮膚を切ることがなく、縫ったりせずに治療が可能です。当日はゆるい靴あるいはサンダル履きで帰ってもらいますが、翌日から日常生活の制限もありませんし シャワーも構いません。痛みもほとんどなくいままでの手術と比較して圧倒的に楽な治療です。傷の治癒までは約2週間です。ご自分で消毒して軟膏を塗っていただきます。
この方法は保険で治療可能ですから3割負担の方で1万円ほどですので。是非お勧めします。
通院も最低限で2日あるいは3日目と2週目ぐらいが必要です。
尚欠点としては、数ヶ月、爪の生えそろうまでは少し側面がでこぼこすることで、女性ならストッキングなどを引っかけること、食い込んだ爪の部分がなくなるため 爪が細くなることです。また 巻き爪の高度な方で爪下の骨に腫瘍がある方はフェノール法での治療は難しくなります。その場合は入院での治療が必要となりますので総合病院形成外科を紹介致します。
フェノール法の手術時間は麻酔後を含めて約20分程度です。
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